stage1 世界樹外苑空域 異変を察知したフォルトゥナは、雲海を世界樹の元へ急ぐ。 だが、異変の影響で精霊たちが狂ったように襲いかかってくるのだった。 それらを退け進むフォルトゥナの眼前に立ち塞がる妖精。 フォルトゥナの目の前で、彼女は異形のものへ変貌を遂げるのであった…。 一体、何が起こっているというのだろうか…? |
stage2 世界樹外苑空域〜世界樹外苑 異形へと変貌した妖精を退け、フォルトゥナは世界樹から伸びた根まで辿り付く。 花が舞い散るそこは、異変とは縁遠き楽園のように思えた。 だが、精霊達の様子はいよいよもって尋常ではなくなってくる。 そして再び、妖精郷から逃げ延びてきた妖精がフォルトゥナの前に現れる。 彼女の口から紡がれる言葉は…。 |
stage3 世界樹外苑〜枯死空域 異形になってしまったとはいえ、二人も同胞を殺めてしまい沈むフォルトゥナ…。 だが、異変を察知して駆けつけたのはフォルトゥナだけではなかった。 フォルトゥナと同じ”クリプトビオシス”の使い手の妖精が、世界樹へと向かっていたのだ。 妖精郷での再会を約束し、妖精と別れたフォルトゥナの胸に、確かな心強さが宿るのであった。 そして彼女は、枯死した世界樹の根が行く手を塞ぐ空域へと足を踏み入れる…。 |
stage4 枯死空域〜世界樹根底部〜随道 枯死空域を抜けたフォルトゥナは、遂に世界樹の根底部に辿り付く。 根が複雑に絡まり、巨大な球状…球根のように見える構造体の内部に妖精郷は存在する。 そこへと至るには”随道”という根の内部につくられた洞窟のような回廊を辿らねばならない。 だが、辿り着いたのは、凶暴な精霊が住み着いてしまったため封印され途絶えた随道だった。 安全な随道まで迂回している時間はない。意を決し、フォルトゥナは随道へと突入していく。 精霊…そして、本来は味方であるはずの妖精郷を護る封印の結界そのものが、フォルトゥナに牙を剥く…! |
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クルガ・スナッテ 「はじまり」の意味を持つ原始的な精霊。 魔力が集まって実体化したばかりの状態で、ここからさまざまな精霊に分化していく。 下等な精霊のため、長らく研究はされておらず知能がなく本能のみで行動するとされていたが、整然と集団で狩りをするような行動も見受けられるため、その説に疑問を呈する学者もいる。 |
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ファール・スナイツ 風の属性を得て、クルガ・スナッテから脱皮した風の最下位精霊。 「風に乗って歩くもの」の意味。 魔力の扱いが未熟であり、まず脅威にはならないが、しばしば大集団を形成するので油断は禁物。 基本的に一撃を加え、獲物が仕留められなかった場合はそのまま離脱するという戦術をとる。 世界樹全域に確認される。 |
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ファール・ベネーユ スナイツと同じ風の最下位精霊。 名前の意味はほぼ同じで、「風に乗って進むもの」。 取り込んだ魔力の性質によってスナイツとは分化した亜種(あるいはこちらが原種)と考えられるが、 詳細はいまのところ不明。 スナイツと同様に群れを形成し、しばしば大型精霊と行動を供にする。 これはその大型精霊がスナイツ/ベネーユから進化(=群れの統率者)したものとも、ただ単に「餌」の おこぼれにあずかろうとしているだけとも言われている。 |
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ファール・ファエイル・ファール 風の下位精霊。「風に乗って走るもの」あるいは「疾き風」。 スナイツ/ベネーユより風を捉える能力があり、形状も空力特性に優れている。 また、背面には未発達ながら魔力を噴出する器官もある。 群れを形成し、魔力を放出しながらの一撃離脱あるいは鋭く尖った外殻で 直接体当たりをすることで獲物を仕留めようとしてくる。 スナイツ/ベネーユよりやや上位の精霊と考える学者もいる。 |
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バティ・ベヌ 「かたまり」の意味を持つ。 クルガ・スナッテが脱皮して石、あるいは鉱物の精霊となったもの。 低位の精霊ではあるが、外骨格の強度は相当なものとなっている。 魔力の収斂や放出する能力は個体差が大きいようで、魔力弾で正確に狙ってくるもの、 数撃ちゃ当たる的にばら撒いてくるものなどが確認されている。 |
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クルレシュテム 「硬い岩」の意味。「巨大な」の意味を持つ「シクティス」を頭につける場合もある。 何匹もの、多い場合は何十匹もの石の精霊の群体であるため「クルレシュテミア」と複数形で呼称する場合も。 役割分担が進んでおり、感覚器に相当すると推定される発光部分、魔力を放出する「砲台」、 その巨体に見合わぬ敏捷な動きを可能にする「推進器」などが確認されている。 それぞれが連携をとって生活をしているが、やがて意思も統一され一個の精霊になると 考えられており、これはその途上の姿と言える。 大きい図体には中位精霊にも匹敵する量の魔力が蓄えられており、外殻の強度もそれなりだが 所詮は低位精霊の集合体にすぎず、せっかくの魔力を使いこなすこともできないため、討伐は比較的容易。 特にまだ発達段階の感覚器は脆く、ここを破壊すると統率を維持できなくなり魔力が暴走・瓦解する。 |
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シクティス・バティレウム 古代エノク語で「風に漂う巨大な塊」の意。 全ての精霊の中でも最大級のサイズを誇る、風と鉱物の精霊。 針金のような金属質の本体と、一見すると羽根のように見える巨大なエンペローブ(気嚢)が大きな特徴である。 このエンペローブ内には大量の魔力が蓄えており、これを利用することで長い時間捕食などをしなくても生存が可能。 本体をエンペローブに格納し、風に吹かれるまま漂う姿がしばしば目撃されているが、ひとたび動きだすとうってかわって巨体に似合わぬ俊敏な動きを見せる。 襲われた場合、逃走は困難を極めるだろう。 エンペローブには魔力の収斂・制御をする機能も備わっているようで(表面の模様が何らかの 魔法陣のような役目をしていると推測される)、ここを破壊することで魔力の放出を阻害することができる。 本体は見た目の華奢さとは裏腹にかなりの強度を誇るので、運悪く襲われた際は、まずエンペローブを攻撃するのも一つの手だろう。 大きな群れを形成するが、基本的に狩りは個体のみで行う模様。 理由はよく分かっていないが、獲物の分配で揉めることを避けるためではないかと推測される。 |
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脱皮直前の固体 脱皮直前あるいは脱皮の最中の固体が目撃されることがある。 この時期はエンペローブが軟化しており、防衛本能が特に強まっており、外敵には非常に好戦的になっている。 また、脱皮するということは魔力が充実していることと同義であるため、その意味でも非常に危険。 もっともほとんどの場合、脱皮は群れの中で行うため、群れの中を突っ切るような真似をしない限り 遭遇することは無いのではあるが…。 なお、脱皮中の「皮」を剥離させ、ぶつけてきたという報告もある。 「皮」にはわずかながら魔力が残っており、衝撃で爆裂し破片が広がる場合があるため注意が必要。 |
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シクティス・リルナゲス 古代エノク語で「大きな虫のような植物」の意。 名前の通り、一見すると虫のように見えるが植物の中位精霊。 羽のように見えるのは発達した葉であり(葉翼(はよく)と呼ばれる)、揚力を得るというよりは姿勢バランスを保つために使用されている模様。 表面は硬質化しており、相当な威力の攻撃でなければ弾かれてしまうだろう。 精霊の中でも獰猛で食欲旺盛な種で、妖精たちからも恐れられている。まれに共食いもする。 植物らしく光合成で魔力を収斂することができ、そうして蓄えた光属性の魔力を強力な光砲として放つことができる。 一方で周知の通り光属性の魔力は貯蔵が難しく、シクティスにとってもそれは例外ではないようで、初撃で獲物を狩れなかった場合は消耗を抑えるためか離脱する場合が多い。 この離れる際に牽制の攻撃をしてくる場合があるので注意が必要。 また、葉翼に発達した魔力放出器官を備える固体も少数だが確認されている。 この場合は葉翼の強度がやや落ちるため、そこを狙えば破壊することも可能だろう。 シクティスは群れを形成するため、出会った場合はかなりの確率で別の個体が近くにいるため警戒が必要。 ただし、強力な光砲による同士討ちを避けるためか、複数の個体が協力して一つの獲物を狩ることは稀である。 |